夏になると、どこの家庭でも冷蔵庫に常備される定番の飲み物といえば、やっぱり麦茶。
しかし、私の場合は夏に限らず、一年を通して麦茶を飲んでいます。
理由はシンプルで、まず何といっても手軽なこと。市販のティーバッグを水やお湯に入れておくだけで、あっという間に美味しい麦茶ができあがります。
そして、もう一つの理由は「体に良い」とどこかで聞いた覚えがあったからです。特別に健康志向というわけでもないのですが、「なんとなく体に優しそうだな」と思って、気づけばほぼ毎日飲むようになっていました。
とはいえ、実はこれまで麦茶の効能や成分、さらには効果的な飲み方について、深く考えたことはありませんでした。
「なんとなく」で続けてきた習慣だけど、せっかくならちゃんとその魅力を理解したい。
そう思い立って、今回、麦茶について改めて調べてみることにしました。
麦茶の原料は?
■ 麦茶の原料は「大麦(おおむぎ)」
麦茶の主な原料は「大麦」という穀物です。
大麦は小麦や米と並ぶ、昔から日本人の食生活に根づいている穀物の一つで、
特に「六条大麦(ろくじょうおおむぎ)」という種類が麦茶の原料としてよく使われています。
■ 大麦の特徴
- 食物繊維が豊富:特に「β-グルカン」という水溶性食物繊維が多く、腸内環境を整えたり、血糖値の急上昇を抑えたりする働きがあるとされています。
- ミネラルが豊富:カリウムやマグネシウム、リンなど、体に必要なミネラルも含まれています。
- カフェインゼロ:大麦にはカフェインが含まれていないので、子どもからお年寄りまで安心して飲むことができます。
■ 焙煎(ばいせん)して香ばしさを引き出す
麦茶は、生の大麦をそのまま使うのではなく、「焙煎」してから作られます。
焙煎とは、大麦を高温でじっくり炒る工程のこと。これによって、大麦の香ばしい風味と、茶色っぽい麦茶独特の色が生まれます。
麦茶を飲むメリットは?
大麦に含まれていた成分を水やお湯で煎じたものが麦茶ということでしたが、
それではその成分が人体にどのような効果をもたらすのか
1. ノンカフェインで安心
麦茶は完全にカフェインゼロ。
そのため、以下のような人にも安心して飲めます:
- 小さな子ども
- 妊娠中・授乳中の方
- 高齢の方
- カフェインに敏感な方
寝る前に飲んでも眠りを妨げないのが嬉しいポイントです。
2. 体を冷やしてくれる
麦茶には体を冷やす性質があります。
暑い夏、汗をかいた後に飲むことで体温を下げ、熱中症の予防にも効果的です。
スポーツや外出後の水分補給にもぴったりですね。
3. ミネラル補給ができる
麦茶には以下のようなミネラル類が含まれています:
- カリウム:むくみ解消、利尿作用
- マグネシウム:筋肉や神経の働きをサポート
- リン、鉄分なども微量ながら含有
汗で失いやすいミネラルを、やさしく補給できるのが魅力です。
4. 抗酸化作用で生活習慣病予防にも◎
焙煎した大麦には、ポリフェノール類(特にピラジン)が含まれます。
これには抗酸化作用や血液サラサラ効果があり、
- 動脈硬化
- 高血圧
- 血行不良
などの予防に一役買うとされています。
5. 歯や胃にやさしい
お茶やコーヒーに含まれる「タンニン」は歯の黄ばみや胃の負担の原因になりますが、
麦茶はタンニンがほとんど含まれていないため、胃にやさしく、歯の着色も少ないのが特徴です。
6. 赤ちゃんの水分補給にもOK
麦茶は赤ちゃん用の飲み物としても推奨されています(離乳食初期からOK)。
7. 経済的でエコな飲み物
水出し・煮出しどちらでも作れて、ティーバッグも手軽で安価。
ペットボトル飲料に比べてコスパが高く、ゴミも少ないので、環境にもやさしいです。
麦茶をおいしく飲むためには?
麦茶をもっとおいしく飲むための工夫をいくつかご紹介しますね!
シンプルな飲み物だからこそ、ちょっとしたポイントで味わいがぐっと良くなりますよ。
1. 麦茶の作り方を工夫する
麦茶の味を左右するのは、作り方やお湯の温度、そして浸し時間です。
1.1 水出し麦茶
水出しで作る麦茶は、まろやかでスムーズな味わいになります。
作り方はとても簡単です。
- 作り方:
- ティーバッグまたは焙煎した麦を水に入れる(1リットルに対してティーバッグ1個が目安)。
- 冷蔵庫で6時間ほど冷やす。
- よく冷やした麦茶が完成!
メリット:
- 麦の香ばしさがしっかり引き立ち、渋みが少なくまろやかな味わいに。
- 炎天下でも冷たい麦茶が飲みたいときに便利。
1.2 熱湯で煮出す
熱湯で煮出すと、香りが強く出て、深みのある味わいになります。
- 作り方:
- 水1リットルに対してティーバッグを2つ程度使用。
- 沸騰したお湯にティーバッグを入れ、1〜2分ほど煮出す。
- 茶こしでこして冷ます。
メリット:
- 香りが豊かで、しっかりとした味わい。
- 冷蔵庫で冷やすと、喉越しがさらに爽やかに。
2. 少しの工夫で味を変える
2.1 ほんの少しの塩を加える
麦茶に塩をひとつまみ加えると、味が引き締まり、喉越しがスッキリします。
暑い日には特にオススメ。塩分が適度に補給でき、熱中症予防にもつながるので、夏場に飲むときには特に良いです。
2.2 レモンやライムを加えてさっぱり感アップ
麦茶にレモンやライムのスライスを加えると、爽やかな香りと酸味が加わって、さらに飲みやすくなります。
**ハーブ(ミントやバジル)**を入れると、見た目にも涼しげでおしゃれに。
- 作り方:冷やした麦茶にレモンを絞って入れるだけ!
レモンの代わりに、少しの蜂蜜を加えると、優しい甘さが感じられます。
2.3 玄米を加えて風味を増す
麦茶の原料である大麦に、玄米を少し加えると、香ばしさがさらに増して、風味豊かな麦茶が楽しめます。
玄米にはビタミンや食物繊維も豊富なので、栄養面でもプラスになりますよ。
- 作り方:麦茶を作る際に、煮出すときに少しだけ玄米を加えるだけでOKです。
3. 冷蔵庫でしっかり冷やす
麦茶は、しっかり冷やして飲むと美味しさが引き立ちます。
冷蔵庫で数時間、または一晩冷やすと、麦茶の香りや味わいがより落ち着いて、さらに飲みやすくなります。
4. 氷を使って冷たいまま楽しむ
麦茶をグラスに注いだ後、氷を少し加えることで冷たさが長持ちします。
ただし、氷が溶けると味が薄くなるので、氷を少なめに入れるか、氷をあらかじめ凍らせた麦茶で作った氷を使うのがオススメです。
5. 保存方法に注意
作った麦茶は、冷蔵庫で保存して2〜3日以内に飲み切るのが理想です。
長時間保存してしまうと、味が落ちたり、風味が変わることがあります。できるだけ早めに飲むと、美味しさが保たれます。
麦茶を飲むときの注意点
まとめ
麦茶はコスパ最強。
また、麦茶を飲む際に注意点もある。
麦茶は常温で放置していると雑菌が発生しやすく、傷みやすい。
保存は冷蔵庫で行う。
また、自分は市販されているパックの麦茶でだすことが多いのだが、パックは開封後は1月から2月以内に使い切らないといけないらしい。
麦茶の原料は大麦です。正確には焙煎した大麦を煮出すか水出しして煎じたものを麦茶と呼びます。
ちなみに大麦の”大”とはサイズが大きい小さいということではなく、物・品質の良いもの・用途の範囲の広いものという意味なのだそうです。反対に小麦の”小”は代用品・品格の劣るものという意味を持っている
自分は麦茶を毎日のように飲むので、麦茶について調べてみた。
調べると麦茶にはすばらしい効能があることが分かった
例えば、血液がさらさらになることだ。
???という成分が血液をさらさらにするそうだ。
また、カフェインが含まれていないことから、のみすぎによる貧血や頭痛が起こりづらい。